「杉並幼稚園」ってどんな幼稚園?

 杉並区阿佐谷にある杉並幼稚園と言う幼稚園はご存じでしょうか。2025年に100周年を迎える幼稚園で、地元の人であればパパママどころか、おじいちゃんおばあちゃんも杉並幼稚園出身というご家庭も珍しくありません。しかし、公園や児童館で未就園児親子に聞いてみると意外と知らない人が多いんです。そこで、杉並幼稚園をよく知る在園のママが「杉並幼稚園」をご紹介します。

杉並幼稚園の概要

名称学校法人夏野学園 杉並幼稚園
住所〒166-0004
東京都杉並区阿佐谷南2-4-36
公式HPhttps://www.suginamiyouchien.jp/index.html

 JR中央線 阿佐谷駅、高円寺駅、東京メトロ丸の内線 南阿佐ヶ谷駅、新高円寺駅のほぼ中心の住宅街にあります。幼稚園の裏には辰年で全国的に有名な「馬橋稲荷神社」があります。

幼稚園の特徴

1.少人数制の教育

 杉並幼稚園は「少人数制」でとても手厚い教育が特徴です。年少さん、年中さんは1クラス15人程です。年少さんは副担任の先生がつき、更に登園から身支度の時間中は持ってきた荷物を出したり、身支度後の自由時間を過ごすためのお手伝いに年長さんも入ります。ちなみに年長さんのお手伝いは自主的なもの。お手伝いをするために、早く登園したがる子もいます。年少さんの頃、自分もお世話をしてもらったからなのか、自発的に下の子のお世話ができる子が多いです。

 そんな子どもに成長するのも、先生方のとても丁寧で手厚い保育のおかげでしょうか。先生の人数は決して多くはありませんが、どの先生も人柄がとても良く、安心してお任せできる先生ばかりです。

2.魅力的な園庭

 杉並区は23区の中では比較的自然が多いですが、中央線沿線の高円寺~阿佐谷は違います。杉並区で極端に緑の少ない地域。そんな地域にあっても杉並幼稚園は自然がいっぱい。果実のなる木も多く、さくらんぼ、梅、ざくろ、みかんと豊富です。他にも、幼稚園には珍しいこぶしの大木があったり、お砂場の上には藤棚があったりと樹木が豊富です。落ちた実を見つけると子どもたちは喜んで、おままごとの道具になったり、宝物として持ち帰ったり。

 ちなみに梅は梅もぎをして梅ジュースを作ります。年長さんになるとピックを使ってもいだ梅のヘタを取る下処理も担当します。

 植栽以外にも、学年ごとにプランターでお花を育てたり、枝豆を育てたりと本当にたくさんの植物に触れます。また園庭にはそれらの植物を目的にたくさんの昆虫も集まってきます。幼稚園児の大好きな虫と言えば、アリやだんごむしですが、杉並幼稚園ではさらに多くの昆虫に触れあっています。

 年長さんになると自分専用の図鑑を持ち、園庭で見つけた虫が何かを調べる子や、蝶の幼虫を見つけては、お世話をして、羽化させたりと発展していきます。杉並幼稚園の園庭はさまざまな好奇心の種をまいてくれる素敵な園庭です。

3.外部講師による一斉活動

 一斉活動は複数の学年が集まって行う集会や行事、工作や楽器の練習など担任の先生が主導で行う事以外に、外部講師が主導で行う一斉活動があります。リトミック、英語、体操は外部講師の先生が主導で行われます。全学年週に1回ずつです。一斉活動は身に着けるものではなく、経験を得る事を目的にしているようですが、それでも3年間で少しずつ難易度が上がっていきます

 例えば体操では、マット、鉄棒、跳び箱は3年間で少しずつ難易度を上げていきます。年長さんでは縄跳びにも挑戦します。年長さんの運動会では、成果として、空中逆上がりや、跳び箱で6段を披露する子も何人もいます。

4.園庭遊びが多めの自由活動

 幼稚園のHPでは紹介されていませんが、できる時は積極的に外遊び(園庭遊び)を取り入れていると先生がお話しされています。お昼ごはんの前の時間や後の時間を使って、園庭で自由に遊びます。3学年が同じ時間に外遊びをしている時間もあり、子どもも先生も自然と学年を超えた遊びに発展しているようで

卒園後の進路

 昔は一番近くにある杉並第六小学校へ進学する子どもがほとんどだったようです。次いで杉並第一小学校、杉並第七小学校、馬橋小学校あたりへ進学する子どもが多いです。

 近年、杉並第六小学校へ進学する子どもの割合は減少傾向で、遠方から通う子が増えています。自転車で10分~20分かけて登園する子も珍しくなくなりました。

 

 この投稿では、杉並幼稚園を知らない人にまずは知ってほしい幼稚園の特徴をご紹介しました。

杉並幼稚園の事が気になったら、ぜひ幼稚園で行われるプレイデーや園庭開放に親子で参加してみてくださいね。

杉並幼稚園公式HP 未就園児の方へ