幼稚園の降園はおおむね14時。夕方まで時間があります。その時間を使い、幼稚園内での習い事「課外活動」をする子、家に帰ってから習い事をする子、お友達同士で公園や児童館へ繰り出す子とさまざまです。(水曜日は午前保育のため更に時間があります。)
今回は、杉並幼稚園のあずかり保育「にじ組」をご紹介します。
にじ組
にじ組は、午前保育以外の日や長期休暇中に実施している「あずかり保育」です。
いつやっているの?
お弁当のある日(月火木金)に降園後~17時(おやつ提供あり)まで、あずかり保育が行われます。(※7月は2週目頃より午後に個人面談が入り、夏休みまでは午前保育になるためあずかり保育がありません。他に土曜日開催の行事がある場合はその前日は午前保育になりあずかり保育はありません)
2024年度からは、長期休暇中の指定した日にちにも開催されています。長期休暇中は9時~15時(お弁当持参、おやつ提供あり)です。例えば夏季休暇は3週間程度あずかり保育が設定されていました。
誰がやっているの?
にじ組担当の先生がいます。その先生は年少さんで入園してからしばらくの間お手伝いに入っていたり、遠足の引率で参加していたりと、延長保育以外でも保育に参加しています。そのためどの学年の園児もよく知っている先生です。
ただし、長期休暇中は担任の先生がローテーションで担当しています。
どのような人が対象なの?
あずかり保育は在園児であればだれでも利用できます。理由は問われません。就労のためだけではなくても大丈夫です。用事がないのに、子どもがにじ組の先生と一緒に遊びたいと言っているからと言う人もいます。
費用は掛かる?
1回あたりの費用が決まっています。17時よりも前に帰宅する場合でも費用は同じです。ただし、課外活動の前だけにじ組を利用する場合は短時間保育の扱いになるため割安で利用できます。長期休暇用の費用も1日あたりで設定されています。
新二号認定(就労や出産に伴う保育の必要性認定を受けた人)を受けている場合は、自治体から補助が出るため、1回あたり数百円で利用できます。(長期休暇中も補助が出ます)
ちなみに、杉並幼稚園の場合は1回あたりの費用ですが、幼稚園によっては1時間当たりで費用が設定されているところも。そのような幼稚園の場合17時まで3時間預けると負担が大きくなる場合も。もし、HPで費用が掲示されている場合は、時間単位のあずかりなのか、1日単位なのかも確認すると良いかもしれません。
保育内容は?
縦割り保育で、基本決められた場所(保育室or園庭)で好きな事をして過ごします。ぬりえやおりがみをした日はお土産に持ち帰ってきます。お天気が良く、園庭で課外活動が行われていない日は、必ず園庭で遊んでいるようです。年中さん、年長さんの人数が多いとおにごっこをしていたり、虫探しをしたり、お砂場あそびをしたりとさまざまです。
また、15時前後にはみんなでおやつをいただいています。市販のおやつが3種類ほど出ます。いつもとは違うメンバーでいただくおやつに子どもたちは特別感があるようです。
利用人数は?
気になる利用人数ですが、日によって大きく異なります。数人の日もあれば20人近くになることも。新二号認定を取得し、週に3日、4日利用している人もいます。
長期休暇中は20人以上集まった日もあるようです。
ちなみに子どもにとっては利用人数が少ない日は、先生とたくさん遊べて嬉しかった!多い日はお友達がたくさんいて楽しかった!とそれぞれ違った楽しみ方をしているようです。
にじ組は、昔は16時まで、その後17時までになり、今年度は長期休暇中も…とどんどん充実してきています。もちろん時間だけを考えると保育園や長時間預かりを唱っている幼稚園ほどではありません。しかし、17時までであれば用事も済ませることができますし、パート勤務も可能、更に子どもにとっても負担が大きくないと、とても助かっています。
ここ数年で大きく変化しているあずかり保育をご紹介しました。