幼稚園選びの一つのポイントにもなっている係、別の投稿でご紹介した通り、杉並幼稚園の場合は全員が役割を担います。小学校や保育園と異なり、フルタイムで共働きをするご家庭は少ないため、係決めは、いい意味で公平ではありません。例えば、妊娠中や産後のご家庭へは配慮があったり、下の子がいる場合は(預け先の問題があるため)希望が重なった際に、配慮してもらえたり。それでも気になることは、保護者がイヤイヤ引き受けているのかどうか。実際に聞いてみると、意外と前向きな意見が聞こえてきます。
子どもだけではなく、保護者のこともなにかと気にかけてくれる先生。悩んでそうだったり元気なかったり体調悪そうな時など、心配して声をかけてくださいます。そんな先生方に日々助けられており、子どもだけではなく、私も先生たちのことが大好きです。 私は元々人見知りで、幼稚園の集まりが苦手でした。保護者会は嫌だし、係も緊張するから嫌だなとな思っていましたが、園生活が長くなるにつれて、お世話になっている先生たちのため、この園のためなら!!と、一番ハードなクラス幹事に立候補したりと係の仕事にも積極的に取り組むようになりました。 杉並幼稚園のおかげで、入園前の自分からは考えられなかったことができるようになって、親である私もかなり良い経験、成長ができています。
幼稚園生活によって、子どもだけではなくママも成長できたと言うエピソード。人見知りだと幼稚園の集まりがおっくうになる気持ちはよくわかります。それでもやってみよう!と思えたなんて幼稚園の事も先生のことも大好きなんだなと思いました。
先生の優しさや幼稚園に対して、係を通じて恩返しをしようと考えている人は少なくありません。
今まで経験した係全部が、子供と幼稚園のためのお手伝いが出来てると思うと楽しいしやりがいを感じます! 幹事は、幼稚園に貢献したくて立候補しました。最初は自分に務まるのかと不安もあったけど、幹事の経験があるママ達や上の子がいる先輩ママ達が助けてくれたり、みんなの優しさも感じられ、園長先生たちにも感謝してもらえ、やって良かったです!
年少の幹事では、多くのママたちと話す機会が増えるのが楽しかったです。 年長の幹事は、仕事は多いですが…そのほとんどは自ら「園に恩返しがしたい!」最後だから「子どもに楽しんでもらいたい!」という気持ちで、幹事たちが自発的にやってることが多いように思います。最後の幼稚園生活を楽しみながら活動しています。
恩返し先は、幼稚園や先生だけではないようです。これまで関わった保護者の恩を次の子の時にと考える人も。
係に対してはあまり気負わず、気楽な気持ちで楽しんで臨むとよいと思います。他学年の保護者や先生ともお話しできるよい機会です。普段接することが少ない他学年の園児とも関われます。 また、事情があって係の仕事ができないことを責める人は誰もいません。 わたしも妊娠中および産後は係の仕事を免除してもらい、未就園の娘がいる間も、優先的にやりやすい係を担当させてもらいました。そうやって代わってもらった分をこれから少しずつ還元していけたらいいな、と思っています。
個人的なことですが、私は頼れる親族が近くにいないので、基本的には主人に仕事の都合をつけてもらいました。難しい場合は、事情を説明してママ友にお世話になったこともあります。子供の体調不良で、係の活動に参加できないこともありました。そういう時は、幹事さんに相談してお手伝いできる方にお願いしたりもしました。幼稚園のことはママ一人で抱え込まず、みんなで協力して楽しむことができる保護者が集まっている幼稚園だと思います。できる人が、できる時に、できることをやってみる!みんなで協力し合うことがなにより大切だと思います。
保護者に助けられたと言う人も多かったです。できる人がやればいい、できないなら下の子でやればいい、上の子で配慮してもらった分、下の子では自分が配慮する側になろう、そんな思いが全員が係を担う幼稚園を成り立たせるのだと思います。だからか、卒園児の上の子がいるママが幹事を務める学年が圧倒的に多いです(こんな文化ですので、年少さんの幹事を一人目のママが務める事はほぼないので、入園検討の方はご安心ください。)
次の投稿では、それぞれの係に関しての思いを細かく聞いてみたいと思います。