杉並幼稚園では、伝統的な季節の行事を大切にしています。11月15日は七五三。当日は七五三に関するお話を聞いたり、各学年の行事制作を見せ合って楽しんだそうです。お帰りでは子どもたちは自分で作った千歳飴袋に、千歳飴を入れて持ち帰りました。
そこで、子どもたちの作った千歳飴袋をご紹介します。
年少さん ビー玉を転がしてつけた素敵な模様
年少さんは、紙の上で絵の具をつけたビー玉を転がして、模様をつけました。絵具が乾いたら二つに折って、2辺を糊付けしています。ビー玉につける絵の具の色は子どもたちが好きな色を選んでいて、「何色にしようかなー?」と悩みながらつけていたそうですよ。なお、七五三と書いた紙とリボンは先生がつけています。
ちなみに、年少さんは絵の具を使う時は、高確率で洋服に絵の具をつけて帰宅します。※冬園服になった11月はスモックを着ています。水彩絵の具の汚れは、40度以上のお湯で洗うと落ちやすいですよ。
年中さん 折り紙を折って切り取って作り上げた素敵なかざり
年中さんは、取っ手の所を切り取った紙を二つに折って左右を糊付け。そこに凝ったかざりを自由に貼りつけています。
かざりは、大きな折り紙と小さな折り紙の2枚。大きな折り紙は4つ折りにして、四角や三角の形をハサミで切り取って模様を作りました。うまく切り取れない子は、鉛筆で下書きをして、線の上を切るようにしたそうです。小さな折り紙も大きな折り紙と同じように、折ってから、ハサミで自由に切り取っています。
形を切り取った折り紙は、破れてしまわないないように、そーっと広げ、不思議な模様も楽しみました。
先生が七五三と書いた紙を貼る位置も、個性が光ります。
年長さん 鶴と亀モチーフに自分で書いた七五三
年長さんは、一枚の紙を折って袋状にするところから。『三辺を糊付けして、千歳飴を入れられるようにしましょう』と説明をしたそうです。子どもたちは考えて、「袋だから、下と横はくっついていないといけないよね」、「上は開いていないと千歳飴がいれられないよね」と、しっかり考えて作ったそう。
折り紙で飾りつけの鶴(かさばりすぎないよう、折り鶴ではなく鳥にしている)と亀を折り、マーカーで顔と亀の甲羅の模様を描いています。
七五三と言う文字は、自分たちで。先生が黒板にお手本を書き、それを見ながら2センチ×5センチくらいの縦長の金色の紙に、サインペンで書いています。「春からスタートした運筆が生かされ、みんなとても上手に書いていましたよ」と先生が話していました。
以上、年少さん、年中さん、年長さんと成長を感じる七五三袋の紹介でした。
ちなみに、例年かわいらしいぺこちゃんの千歳飴だったのですが、今年は本格的な飴家さんの千歳飴でした。とても割れやすい繊細な飴。子どもたちは割ってしまわないよう大切に持ち帰り、きれいな見た目と繊細な味を楽しみました。