9月のある金曜日、英語参観が行われました。気になる内容を少しだけご紹介します。

杉並幼稚園の『英語活動』
英語参観の様子をご紹介する前に杉並幼稚園の英語活動に関するご紹介です。※英語参観当日に、副園長先生から紹介された内容を参考にお伝えします。
『英語活動』の目的
英語に触れる事を目的としています。日本語とは異なる言葉、異文化に触れる事、経験をする事。また、異国の言葉に耳が慣れ、知っているという経験から、小学校で始まる英語授業で苦手意識を持つことがないようにと言う先生の思いもあるそうです。
講師の先生
長年日本に住むニュージーランドご出身の先生。杉並幼稚園でも10年以上教えています。杉並幼稚園以外でも教えているし、英会話教室も開いている信頼できる先生です。
ただし、年少さん1回目の活動では、(男性であり見慣れない容姿の先生であることから)教室に入った途端驚いて泣いてしまい、笑顔の先生を困らせてしまう子が何人もいるのだとか(笑)
でも、レッスンが始まるとテンションが高くてとにかく笑顔で楽しい!子どもたちはすぐに大好きになります。
レッスンの方法
タブレットを使い、さまざまな写真を見せながら単語を紹介したり、歌を歌ったり、ダンスをしたり英語を楽しみます。先生が質問をして単語で答えたりも。ちなみに、年少さんでは日本語も少し混じりますが、年長さんになるとほぼ英語です。
英語活動(年少さんの場合)
年少さんの英語活動を見学しました。担任の先生からは『子どもたちは楽しく過ごしていて、英語を楽しみにしていますよ』と聞いていますが…。
時間になると、子どもたちは電車になって「ハロー」とあいさつをしながらおゆうぎ室に入ってきます。半円状に並んだ椅子に腰かけると早速スタートです。先生がタブレットを使いながら月や曜日に関する単語を話し、一緒に繰り返します。「Sunday?」「Monday?」・・・・「Friday?…Yeah!」子どもたちも声を合わて「さーんでぃッ」「まーんでっ」…「ふらいでー!イエーイ!」何を話しているのかわかっていそうな子もいますが、雰囲気を感じて楽しんでいる子も。
続いて、タブレットに順番に果物を映します。「これは?」「イチゴ!」「Strawberry」「ストロベリー!!!」「これは?」「みかん!」「Orange!」「オーレンジッ!」年少さんは果物の写真から英語で答えるなんてもちろんできません。子どもたちが日本語で答えたものを先生が英語に言い換えてくれて、マネをするの繰り返しです。子どもたちはとっても楽しそう。
一通り果物の単語を勉強したら、次は質問タイムです。先生が担任の先生に質問をします。「Teacher! What do you like?」「I like…」と、お手本です。続いて子どもたちの番。「What do you like?」「ブドウ!」「Grapes」「ぐれーぷす」「OK!Grapes」続いて…「ブドウ!」「Grapes」「ぐれーぷす!」…ブドウと答える子が続きます。果たしてみんなブドウが好きなのか…?こんな様子も年少さんならではです。
果物に続き、色に関する単語が始まります。同じくタブレットで色を出して、何色かを繰り返します。色がわかったら、色探しゲームです。教室内にある問題と同じ色を探しました。本棚から色を探す子、壁から探す子、自分の洋服から見つけてもらいびっくりする子…。
その他からだや顔に関する単語の歌を歌ったり、単語と同じ動作をしたりとたくさんの身近な単語に楽しく触れ、あっという間の30分でした。
英語参観では、担任の先生の一斉保育とは違った雰囲気で楽しそうな子どもたちを見ることができました。

杉並幼稚園では一日(今年度は5月の特定の日で、午前中いっぱい)参観以外に、外部講師の先生が主導の一斉活動の参観が3回(英語、リトミック、体操 それぞれ異なる月に開催、1回あたり午前中に30分程度)、誕生日の一日参観(誕生月の最後の水曜日に午前中いっぱい)の5回の参観があります。※誕生月のパパママのみ参加で写真動画撮影OK