春の訪れと成長を感じる「ひな祭り集会」

杉並幼稚園の日々

 あっという間に春の訪れを感季節となりました。
年長さんにとっては、最後の季節の行事である「ひな祭り集会」が行われました。5月にある端午の節句が男の子が主役の季節行事であるのに対し、こちらは女の子が主役です。
お遊戯室にある立派な7段飾りの他にも、園内にはたくさんのお雛様が飾られています。

集中して楽しめる20分の集会

 集会自体は20分程度と、子どもたちが最後まで集中して参加できる長さで行われました。
先生がひな壇の全段について一つひとつ丁寧に説明をしてくださると・・・あらびっくり。さっきまで飾られていたお内裏様とお雛様が壇上に現れます。

最後は、みんなで一生懸命練習したひな祭りの歌を、お内裏様とお雛様に聞いていただきました。

成長がひと目でわかる、クラスごとの手作り制作

集会の中では、先生が各クラスの代表作品を手に持ち、「どうやって作ったの?」と子どもたちにインタビューをしていく形式で制作物の紹介がありました。子どもながらに学年ごとの発達段階や成長がとてもよくわかる時間です。

🌸 年少(さくら組):初めてづくしの「にじみ絵」

 金の屏風をじゃばら折りにして、初めてのお顔描きに挑戦しました。着物は、水性ペンで点々を描いた上から筆で水をにじませる「にじみ絵」で作られており、ふんわりとした優しい仕上がりになっていました。

🌺 年中(すみれ組):表情豊かな「吊るし雛」

 お花紙をじゃばら折りにした色鮮やかな着物が特徴的な吊るし雛です。年少さんの頃と比べると、お顔にもぐっと表情がつけられるようになり、一人ひとりの個性が光っていました。

🌻 年長(ゆり組):本物を観察して作る「本格お雛様」

 お花紙の上に丸めたティッシュを入れて、自分でのり付けをしました。さらに、「お内裏様とお雛様は襟の向きが違う」ということを学び、本物のひな飾りをお手本にしながら襟を合わせたそうです。マーカーで描かれた表情も非常に豊かで、さすが年長さんという完成度でした。

保育室に戻ってからの温かいひととき

集会が終わって各クラスの保育室に戻った後は、みんなでお祝いの時間です。甘酒に見立てたカルピスと、ひなあられをいただきました。

いただく前に、先生から「今日はカルピスでコップがいつもよりベタベタしちゃうから、洗い方もいつもよりたくさんキュッキュッと洗おうね」というお話がありました。
行事の楽しさだけでなく、こうした生活習慣の細やかなご指導を自然な形で織り交ぜてくださり、いつの間にか「当たり前にきちんとできる事」が増えていきます。

幼稚園での行事は、日本の伝統に触れるだけでなく、指先を使った制作や集団生活のルールなど、たくさんの学びが詰まっています。
卒園、進級まであと少し。年長さんは卒園式の練習、年中さん、年少さんは次年度に向けて、2学年で行うレクリエーションが増えていきます。