
3月下旬のとある日。春のあたたかな日差しの中、幼稚園の卒園式が静かに、そしてあたたかく執り行われました。
今年卒園を迎えた年長さんたちは、まさにコロナ禍の真っ只中に生まれた子ども達です。 当時は「産み控え」という言葉をニュースでよく耳にしましたし、見えないウイルスへの恐怖から、多くの子育て世帯が東京を離れて郊外へと引っ越していった時期でもありました。 その影響もあってか、今年の年長さんは例年に比べて園児数が半減してしまった学年でした。
でも、人数が少ないからといって、彼らの幼稚園生活がこぢんまりとしたものだったかというと、決してそうではありません。
人数の少なさをものともせず、子ども達は様々な行事を本当に立派にこなしてきました。 園児が半減しても「行事の規模を変えない」というのは、先生方にとっても、そして何より子ども達にとっても、想像以上に大変なことだったと思います。

思い返せば、運動会もおゆうぎ会も、これまでのどの年長さんよりも「一人ひとりに注目が集まるシーン」がとても多い1年でした。
運動会では、これまで2人同時にスタートしていた競技が1人ずつの出走になり、観客の視線を一身に浴びながら駆け抜けました。
おゆうぎ会では、劇のセリフが一人あたりとても多くなり、合奏でも1人で1つの楽器を任される子がたくさんいました。
「間違えられない」というプレッシャーは、小さな背中にはきっととても大きかったはずです。それでも堂々とやり遂げる姿には、何度も胸を打たれました。
環境や人数の「変化のタイミング」は、幼稚園という場所にとっても大きな「チャレンジのタイミング」だったのだと思います。 先生方と子ども達が一緒に手探りで、でも力強く創り上げたこの1年間は、間違いなく来年度以降の園の新しい形へと繋がっていくはずです。
プレッシャーや大きな期待に、しっかりと、そして立派に応え続けてくれた年長さんたち。 本当によく頑張りました。
ご卒園、本当におめでとうございます🌸 4月から始まる小学校という新しいステージでのさらなる活躍を、心から楽しみにしています!

