今年初めての保育参観~年少組

幼稚園に入って初めての保育参観がありました。半日保育の水曜日、朝登園してからお帰りまでの2時間半。

6月の年少さんの様子をタイムスケジュールと共にご紹介します。

登園、自由遊び、お片付け(9時~9時30分頃)

朝9時~9時20分までに登園します。玄関で待つ先生は、登園してきた親子一人一人に笑顔で「おはようございます」とあいさつをなさいます。初めの頃は子どもが挨拶ができなくても笑顔で見守られていましたが、今は「○○くん、おはようございます」と挨拶を忘れてしまった子が気づくように、促されています。

子どもは上履きに履き替え、自分のマークがついているげた箱に靴をそろえて入れます。「今日はどんな一日かな?」「今日はこんなことをして遊ぼう!」「先生に会いたいな」いろいろなワクワクあるのでしょう。ちょっと小走りで保育室に向かう子が多いです。

そんな元気な年少さんをしっかりサポートしてくれるのが、年長さん。毎日何人もの子が玄関と保育室でお手伝いをしてくれます。玄関でつい忘れかけたバッグを持ってくれたり、うまく履けない上履きをそろえてくれたり。この2か月で年長さんのサポートも磨きがかかっています。

保育室に入ると、担任の先生とも「おはようございます」とご挨拶し、机でかばんを開き、コップとタオルを取り出します。それぞれを決められた場所に置きます。

かばんからおはようブック(シールブック)を取り出し、登園した印として、シールを貼ります。

おはようブックをかばんに戻すと、園服を脱ぎます。園服で登園を始めた5月は、ママの間で「ボタンが難しくて」と言う話がよく話題になっていましたが、ボタンをはずすのも少しずつ上手になってきているように感じます。園服を脱ぐと、かばんと帽子と一緒に自分のマークがついたロッカーに持って行き、フックに掛けて朝の身支度終了です。

身支度が終わった子から保育室内で自由に遊びます。お人形ごっこをする子、ブロックで武器を作る子、おままごとをする子…とっても楽しそうです。この日は保護者も同じ保育室内にいたため、保護者も巻き込んで遊ぶ子もいました。

ピアノが鳴り、「お片付けだよ」と先生が声を掛けます。「もっと遊びたい!」と騒ぐことなく、スムーズに片づけが始まっているのに驚きました。みんなで協力して片付けが終わるころ、「トイレに行きたい人はいらっしゃい」と先生が声を掛けていました。

集会(9時40分~10時頃)

この日は水曜日、全員がおゆうぎ室に集まり、集会が行われました。※普段は園庭で集会が行われます。前から順に横1列ずつ、年少さん、年中さん、年長さんの列ができます。ご挨拶をして、座る際にみんな眠りのポーズで静かに座り、頃合いを見て「起きましょう」と先生が合図。年少さんも騒ぐことなくお話を聞く姿勢が取れました。

1人の先生が今日のお話をして、みんなで体操をすると終了です。この日のお話は、お米がどうやってできるのか、と、お米を使ったおにぎりなどが入っている「お弁当」にちなんでお仕度の話。

先生)「お弁当を食べ終わったら、お弁当袋にお弁当箱を入れられているかしら?」

子どもたち)「できてるー!!」

先生)「お弁当箱を袋に入れないで登園かばんに入れたらいいのかしら?」

子どもたち)「ダメ―!」「ブッブー」

と言った掛け合いが可愛いかったです。

朝の会、親子で手遊び(10時頃~10時20分頃)

集会が終わり、お部屋に戻ると年少さんだけで朝の会を行いました。朝の歌、園歌を歌って、先生とご挨拶。そして出欠を取ります。保護者がいて張り切っている子、恥ずかしくて声が出せない子。でも先生は「大きな声で言えたね」「きちんとこちらを向けていますね」と一人一人の良かったところをほめてくださっていました。

続いて親子で「幸せなら手をたたこう」のふれあい遊びです。この日のために、子どもたちは何度も練習をしたそうです。笑顔でできた子、練習を思い出しながら一生懸命な子、それぞれの楽しみ方で、上手にできましたよ。

制作「形合わせ」(10時20分頃~10時50分頃)

制作は先生の寸劇から始まります。パティシエになった先生が、「一緒にケーキを完成させてくれる?」と子どもたちにお願いをしたら、「やるやる~!」子どもたちのやる気100%です。しっかりお話を聞いて、スムーズに取り掛かります。

この日の制作は、ケーキに果物に見立てた紙を切って貼ると言うもの。少し前からはさみとのりの使い方を教わり、何度も練習をしていたそうです。

まずは、果物の切り方の説明です。お手本をしながら、「ハサミの使い方、どうするんだっけ?」と確認もします。説明を聞くと、一人一人自分のはさみで紙を切ります。紙をまっすぐに切って四角と、斜めに切って三角を作ります。

つづいて、「切った紙をこんな風に貼っていくよ」と説明と共にみんなで使うでんぷんのりが登場します。「のりはどのくらい取ってよかった?ゾウさんみたいにいっぱい?アリさんみたいに少し??」とのりづけのポイントを繰り返し確認をしながら説明をしていました。

貼るものは全部で3種類、12個。貼る順番は様々です。終わった子から先生に持って行き、そのまま手を洗いに行きお片付けです。時間が余った子は保育室の一角に敷かれたマットの上に座り、絵本を見て待っていました。

自由遊び(10時50分頃~11時5分頃)

外が暑かったこともあり、この日はおゆうぎ室と保育室で自由に遊びました。保育室内でマントを身に着け、ブロックで作った武器を持って、おゆうぎ室に向かい走り回る子たちがいたり。保育室内で粘土をする子、おままごとをする子など、思い思いに遊んでいました。年少さんは、お友達と一緒に遊ぶことよりも、自分がしたい事が優先で、同じ遊びをしたい子同士が集まって遊んでいるのだなと感じました。

降園準備、降園(11時5分頃~11時30分)

自由遊びの片づけとトイレを済ませた子から降園準備です。朝の支度とは逆に、園服を着て、かばんにコップとタオルを入れます。準備が終わった子から席について待ちます。Tシャツと違い、園服を着るのは難しく、机に園服を置いてマントのように羽織ったりと工夫をしていました。

全員が席に着くと、お帰りの会です。先生のお話を聞き、お帰りの歌を歌い、さようならのご挨拶です。

保育参観を終えて

入園からたった2か月ですが、子どもたちはすっかり幼稚園生です。

これまでも「きちんと座れています。」「静かにお話を聞くことができます」と先生からお帰りの引き渡しの際にお話しはありましたが、保育参観でその姿を見ることができて、改めてとても驚きました。活動の時間は参加して楽しんで、自由遊びの時間はのびのび楽しんで、お話を聞く時は聞く、とメリハリがあります。

子どもたちの成長はもちろんですが、決して押さえつけるのではなく、自然と気持ちを持って行くことができている先生のご指導も素晴らしいです。