過去の制作展①~「はる・なつ・あき・ふゆ」

毎年テーマを変えて行われる制作展。いつも世界観と完成度の高さに驚かされます。制作展が終わったらすぐに片付けられてしまうのが本当にもったいない。

そこで、過去の制作展から、展示された作品からいくつか集めてきました。体験した人にとっては懐かしい、これから杉並幼稚園を知っていく人にとっては期待感高まる写真をご紹介します。

ある年のテーマは、「はる・なつ・あき・ふゆ」部屋いっぱいに季節を表現した4つの保育室。この年はそれぞれのお部屋に全学年の作品が並びました。

はるのへや

 はるのお部屋には、色とりどりのお花がいっぱい。とても気持ちのいい季節、お弁当を広げてピクニックがしたくなります。

たくさんのお花。年少さんのタンポポと年中さんのすみれ。
おいしそうなイチゴは年少さんの作品

ちょうちょうが飛ぶ桜の木(年少さん共同制作)の下はお花見にピッタリ。年長さんの作ったおいしそうなお弁当を狙うのは、年中さんが作ったありさんです

なつのへや

 夏と言えば海。保育室の一角がまるで海の中に。一方では、夏の縁側が再現されていました。日本の夏の縁側と言えば…そう、風鈴です。

まっこうくじらは年中さんの共同制作。まわりには年長さんのちょうちんあんこうやちんあなご、ふぐが。
年長さんの風鈴。テラス前の光が当たるところに飾られ、本当にきれいです。

あきのへや

秋に活発になる虫たちと実りの秋。

迫力のある大きなスズメバチの巣は年中さんの共同制作です。周りを飛び回るスズメバチは年長さんが作りました。
年長さんのかまきり。今にも動き出しそうです。

ふゆのへや

雪の降る冬。冬一番の日本行事は、お正月。お正月にまつわる作品がたくさん並びました。

今にも高く上がりそうな年長さんの凧、年少さんの雪だるま。ひとつひとつお顔やマフラーが違ってとてもチャーミングです。
年長さんの作ったお正月かざり。門松、獅子舞です。
年長さんの共同制作のかまくら。子どもが二人位中に入ることもできるほど大きかったです。

あるママから子どもへ送ったお弁当

制作展で年長さんが作ったお弁当は自分で考えたお弁当。後日談ですが、あるママは幼稚園最後のお弁当で、子どもに内緒で再現して持たせたのだとか。お弁当箱を開けた時、びっくりして、感動して、嬉しくて…、きっと忘れられないものになったのではないでしょうか。

杉並幼稚園が表現した「はる・なつ・あき・ふゆ」は日本の伝統行事や自然がいっぱいで、どの世代も共感する懐かしさを感じる世界でした。

次の投稿ではまた別の世界をご紹介します。